投稿日:2018年4月1日|カテゴリ:topic

新病院棟建設募金へのお礼と今後の展望

 塾医学部創立100周年記念事業の新病院棟建設に対する募金は、5年余にわたって続けられ本年3月末をもって締め切られましたが、皆様方からの多大なご支援により予定額の100億円を超え、本年5月上旬に晴れて開院されることになりました。医学部・三四会に割り当てられた30億の募金については、当初一口50万円で一人2口以上という高額募金であったためか出足が鈍かったのですが、3月16日付の集計で2600人を超える方々から25億円近くの寄付を集めることができました。私ども三四会横浜支部は募金率29.3%、募金額1億4千万余に達しました。皆様の母校へのあたたかいお気持ちを頂いたことに衷心より御礼を申し上げます。有難うございました。

 また募金事業の最終段階で、有志団体を組んで100万に満たない額の総額が100万円以上の寄付を集めると、その有志団体名の銘板表示のインセンティブが得られる制度が出来たことから、本会の募金委員会は「横浜三四会」という有志団体を結成し、昨年11月の本会総会のご案内状にて100万円に満たない額の募金をお願いしたところ、42人457万8千円(うち3名は100万円)のご寄付を頂きました。新病院棟1階救急外来の正面壁という、最も目立つ場所に大きく顕彰表示される銘板の中に、「横浜三四会」が加わることが叶い、皆様方の熱いお志のお陰であると存じ上げます。銘板については、これから個人・団体の確認作業がありその後発注するため、ご覧になれるのは約1年後になろうかと思われますが、今回個人で100万円を超えてご寄付頂いた先生方それぞれの表示はもちろんですが、上記寄付の先生方のご意思も「三四会横浜支部」として顕彰されますので、新病院棟を訪れられた際は是非ご覧頂きたく存じます。

 新病院棟建設は順調に進み、4月末に竣工、5月上旬に稼働開始を予定しています。この建設により、がんや免疫難病の治療における国際的な最先端医療拠点の形成、複数の診療科にまたがる総合的な診療をめざすクラスター診療体制の構築、再生医療の基礎となる幹細胞研究の医療への応用や次世代を担う国際的医療人の育成等の実現が可能になろうかと考えられます。募金事業は終了いたしましたが、慶應医学に対しての皆様の直接・間接の更なるお力添えを、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

三四会横浜支部募金委員長 久保内 光一